中古マンション購入時の修繕費用チェックポイント

新築や中古を問わず、毎月のマンション管理費が一体どれくらいなのかは、物件の購入時に必ずチェックしておきたい項目の一つです。

マンションの管理費の算出には、各戸が占めるマンション専有部分の面積の広さや、エントランスなどの共用部分の設備のグレード、そして管理体制などによってさまざまですが、一般的におよそ月2万円前後が相場です。

ただ、最も重要なのは管理費ではなく、実はその内訳の中に含まれる修繕費だということをご存じでしょうか。

管理費の中に含まれる修繕費用は、分譲時に支払われる修繕一時金の程度にもよりますが、全体の管理費の約50%程度にも及ぶのが普通です。

もし、あなたが買おうとしている中古マンションの修繕費が極端に少ない場合、その中古マンションの修繕計画がどうなっているのか…その理由について確認が必要だと思います。

東京の場合であれば、マンションの管理費は平均は専有面積200円/1㎡当たりで、広さ80㎡なら16,000円です。
この費用はあくまで平均的な金額であって、実は中古マンションの大きさ・規模によって大きく差があることにも注意が必要です。

具体的に言うと、小規模な中古マンションではどうしても割高になってしまう傾向にあるからです。
なぜかというと、100世帯のマンションでも30世帯のマンションでも管理人は一人しかいませんので、その分、小規模マンションだと管理人の人件費が高くついてしまうからなのです。

>世帯数の多い大きな中古マンションほど修繕費用が割安になる