新築マンションの修繕積立金相場は購入判断の材料とならない…のワケ

毎月支払われる修繕積立金は年月が過ぎても安くはなりません。
必ず値上げされるものです。

中古マンションと違って新築マンションは、販売時の甘い修繕計画の影響で多くのマンションで修繕積立金の不足が問題視されています。

その結果、修繕積立金不足を解消するための方法として、修繕積立金の値上げか、金融機関からの借入れか、それとも修繕積立一時金の徴収…
その3種類になってしまします。

修繕積立一時金の徴収はマンション住民からの同意をまず得られません。
金利負担を伴う金融機関からの借入れも住民の同意が得られないのが普通です。

そうなると修繕積立金の値上げをするしか方法がないわけです。

だから新築マンションのほとんどが分譲時の長期修繕計画をだんだんと見直していきます。
適切な修繕積立金の相場に再設定させるという方法をとるわけです。

このように新築マンション分譲時に安く設定された修繕積立金は、マンションを購入しようと考えている人たちにとって、あまり良い判断材料にはならないので注意しましょう。