中古マンションが新築マンションよりも高い?その理由とは…

中古マンションは新築マンションよりも価格安いものです。

そんな中古マンションは、新築より価値が劣るのは当然ですし、まっさらな新築と他人が使い込んだ中古…
どう考えても価格に差ができてあたりまえのはずです。

でも築20年も経過した中古マンションなのに分譲時の価格を上回る、そんな高い値段で取引されている例も実は多数あるのです。

また、反対に5年も経たない築年数の浅いマンションが分譲時の価格を30%も下回る価格で取引されている例も実際にあります。

ではなぜ、このような実態がうあれるのかご存知ですか?
一般的に考えられる理由は…
値上がりしたマンションは管理状態が良かったから?
値下がりしたマンションは、管理が悪かったから?
あるいは環境が悪化して誰も住みたいと思わないから?

実はこれ、中古マンションの価格が値上がりしたり、または値下がりするメカニズムがあるということの裏返しなのです。

中古マンションが値上がりする原因の一つとして、新築価格の動向が影響します。
つまり中古マンションの価格は、この新築価格に連動して値上がりするものなのです。

新築相場が上がれば、割安な中古に需要が向かいますから、やがて中古も徐々に値上がりします。
逆に、新築価格が調整局面に入り値下がりすると、中古の割高感が出始めて、中古は値下がりしてきます。

また、もう一つ中古マンションが値上がりする原因があります。
それは立地条件です。

これは一般的に考えれば新築マンションよりも優る中古マンションの代名詞でもあります。

言うまでもなく、マンションは世界に二つとないものです。
同じような物はたくさんありますが、微妙に違います。

駅から同じように近くにあっても、駅のあちらとこちらでは、環境がまるで違うこともありますし、聞こえてくる道路からの騒音も違います。

周囲の建物との関係で、眺望や日当たりが違いますし、さらに敷地の規模によって、建てられるマンションの高さや戸数も違います。

さらにデザインや管理サービスの中身も変わります。

これらが中古マンションの価格を左右する理由には間違いないのですが、中でも最も大きな要素…
それは場所・立地なのです。